不動産賃貸業を法人化するメリットとは?設立の流れと節税効果を徹底解説
不動産賃貸業を法人化するメリットを実践目線で解説。所得税と法人税の差、経費計上の幅、相続対策、設立時の注意点まで、副業FIREを目指す方向けにまとめました。
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法人化という選択肢
不動産賃貸業の法人化は、全国どこのエリアで物件を保有していても検討できる節税・資産形成の手法です。特に北海道のように札幌圏と地方圏で賃料水準や空室率に差があるエリアでは、複数物件を取得して規模を拡大していく際に法人スキームが有効になります。
私自身は、付き合いのある不動産会社の経営者たちから口を揃えて「不動産投資をやるなら法人一択」と言われ続けてきました。最初は「まずは個人で1棟」と考えていましたが、複数の経営者から同じ言葉を聞くうちに「それならいっそ先に作ってしまおう」と決断。会社員をしながら、自分一人で合同会社を設立しました。
株式会社ではなく合同会社を選んだ理由
法人といえば株式会社が一般的なイメージですが、私が選んだのは**合同会社(LLC)**です。理由はシンプルで、費用の差です。
株式会社の設立には定款認証費用や登録免許税などで25〜30万円程度かかるのに対し、合同会社は登録免許税が6万円からと安く、マネーフォワード法人設立というオンラインサービスを使うことで約7万円で手続きを完了できました。不動産賃貸業として使うだけであれば、合同会社で法的には十分です。
設立にあたって税理士には依頼せず、マネーフォワードの案内に沿って自分で書類を揃えました。正直なところ、売上の目途もまったく立っていない状態での「勢いでの設立」でしたが、法人の箱を先に作っておくことで、その後の融資相談や物件取得のタイミングで動きやすくなると判断しました。
法人化の主なメリット
① 節税効果
個人の所得税は累進課税で最高税率45%(住民税と合わせると55%程度)になりますが、法人税の実効税率は所得規模にもよるものの約23%程度に収まります。家賃収入が増えるほど、この差が大きな節税効果として現れます。
② 経費計上の幅が広い
個人よりも法人のほうが認められる経費の種類が多く、役員報酬の分散・家族への給与・退職金制度・生命保険の活用など、個人では使えない節税手法が選択肢に入ります。北海道特有の除雪費・暖房設備の更新費用なども、法人名義であれば経費として計上しやすくなります。
③ 将来の規模拡大・相続対策
法人名義で物件を積み上げていくことで、相続時の財産評価の圧縮や、事業承継のしやすさというメリットも出てきます。副業FIREを目指して複数棟を保有する計画があるなら、早い段階から法人スキームを整えておく価値があります。
注意点と現実のコスト
法人化にはランニングコストも発生します。赤字であっても法人住民税の均等割が年間約7万円程度かかり、税理士に顧問を依頼すれば年間20〜50万円程度が別途必要です。私は現時点では自分で帳簿管理をしていますが、物件取得・融資が動き始めたタイミングで税理士への相談を検討しています。
また、個人所有物件を後から法人へ移転する場合は譲渡所得税・不動産取得税・登録免許税が発生するため、法人を作るなら物件取得前に作るのが鉄則です。融資面では法人実績がない初期は金融機関の審査が厳しくなる点も覚悟が必要です。
まとめ
不動産賃貸業の法人化は、節税・経費計上の幅・将来の規模拡大において大きなメリットがあります。費用面が気になるなら合同会社という選択肢があり、マネーフォワード法人設立を使えば7万円程度・自分一人でも設立できます。
重要なのは物件取得前に法人を作ること。「売上の目途が立ってから」と考えていると、個人名義で取得した物件を後から移転する際に余計なコストと手間がかかります。北海道で副業FIREを目指すなら、法人という器を早めに用意しておくことを強くおすすめします。
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この記事を書いた人
クズノハ商店 店主
北海道札幌市在住 / 会社員 × 副業FIRE挑戦中
保有資格:FP3級・簿記3級
不動産管理会社をクライアントに持つ会社員。その縁を活かし、道内の物件視察・相場調査・金融機関への融資打診を実践中。 宅建勉強中。合同会社を自分で設立済み。50歳までに月30万円のキャッシュフロー(サイドFIRE)を目標に、北海道での不動産投資を記録・発信しています。