北海道副業FIRE研究所
民泊

小樽で民泊許可を申請する完全ガイド|要件・手順・注意点を解説

小樽で民泊許可を申請したい方向けに、住宅宿泊事業法と旅館業法の違い、申請手順、エリア特性や利回り目安、注意点をFIRE実践派目線で解説します。

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利回り15%の小樽戸建て案件を見送った理由

小樽のエリアで、岩見沢・小樽エリアの戸建賃貸オーナーチェンジ案件を検討したことがあります。価格は200〜300万円台、利回りは15%前後という、数字だけ見れば非常に魅力的な案件でした。

ただ最終的には決断しませんでした。理由のひとつは民泊転用を含めた出口戦略を検討する中で、小樽での民泊許可申請の手間と費用が予想以上にかかると判断したからです。旅館業法の簡易宿所許可を取得するには消防法・用途地域・建築基準法への対応が必要で、築古戸建てをそのまま申請するのはハードルが高い。賃貸として保有するシナリオも含め、最終的には「今は苫小牧の区分から入る」という方針を選びました。

小樽の物件は今も気になっていて、いずれタイミングが来たら再検討したいと考えています。

エリア概要

小樽は札幌から快速で約30分という好アクセスに加え、運河・歴史的建造物・寿司・海産物といった観光資源を持ち、年間を通じて国内外から旅行者が訪れる人気エリアです。人口は約11万人程度と緩やかに減少傾向にあるものの、観光客数はインバウンド回復の追い風を受けて堅調です。

特に運河周辺・南小樽駅エリア・天狗山方面は宿泊ニーズが高く、空き家や築古戸建てを活用した民泊運営の余地も残されています。一方で冬期は積雪量が多く、除雪コストや断水対策など北海道特有の運営課題があります。

相場と利回りの目安

小樽の中古戸建ては500万円〜1,500万円程度で取得できる物件も多く、リノベーション費用を加えても初期投資を抑えやすいのが魅力です。民泊として運営した場合の表面利回りは、運河周辺など観光導線の強いエリアで15〜25%程度を目指せるケースもあります。

ただし冬期は稼働が落ちやすく、暖房・除雪・水道凍結対策などのランニングコストが本州と比べて高めです。年間を通した実質利回りでは10〜15%程度を目安に保守的に試算するのが安全です。

民泊新法か旅館業か:許可ルートの選び方

小樽で民泊を始める際は、まず2つのルートを理解する必要があります。

ルート特徴
住宅宿泊事業法(民泊新法)届出制・年間180日上限。参入しやすいが収益上限がある
旅館業法 簡易宿所許可制・営業日数制限なし。消防法・用途地域・建築基準法への対応が必要

収益性を重視するなら旅館業法の取得が望ましいものの、申請コスト(消防設備設置、用途変更手続き等)が発生します。小樽市は歴史的建造物保全の観点から景観条例にも配慮が必要で、保健所・消防署・建築指導課との事前協議が事実上必須です。

まとめ

小樽は観光需要が底堅く、民泊運営との相性が良いエリアです。ただし許可申請には用途地域・消防・景観など複数の法令対応が求められます。旅館業法簡易宿所での取得を視野に、初期投資と冬期コストを保守的に見積もり、行政との事前協議を丁寧に進めることが成功への近道です。私のように一度見送ったとしても、タイミングと資金力が整ったときに再検討できるよう、今から情報収集しておくことをおすすめします。

この記事を書いた人

クズノハ商店 店主

北海道札幌市在住 / 会社員 × 副業FIRE挑戦中

保有資格:FP3級・簿記3級

不動産管理会社をクライアントに持つ会社員。その縁を活かし、道内の物件視察・相場調査・金融機関への融資打診を実践中。 宅建勉強中。合同会社を自分で設立済み。50歳までに月30万円のキャッシュフロー(サイドFIRE)を目標に、北海道での不動産投資を記録・発信しています。